上達のコツ 2026.09.15 福村祐人プロ

ゴルフでダフる原因は?ダフリを直すための練習方法をプロが解説

アイアンを構えるゴルファーと「ダフリの原因は? 軸と振り遅れを確認」の見出し

「アイアンでボールの手前を叩く」「コースに出るとダフる」。そんな方は、まず軸の傾きと、クラブヘッドの遅れを確認してみてください。

加瀬のシミュレーションゴルフの福村祐人プロが、実際のレッスンでよく見る原因と、原因に合わせた練習方法を解説します。

まず確認したい、ダフリの原因と直し方

  • 軸が右に傾きすぎる人:鏡や正面映像で、まずアドレスを整える。
  • タメを意識しすぎてヘッドが遅れる人:大きい振り幅のゆっくりした素振りで、リリースの感覚を確認する。
  • コースで振り急ぐ人:球の行方を早く追わず、いつものテンポを保つ。

同じダフリでも、必要な修正は人によって異なります。以下の確認方法で、自分の動きと照らし合わせてみましょう。

※今回は主にアイアンなどの大きなスイングが対象です。左右は右打ちを基準に説明します。左打ちの方は左右を読み替えてください。

原因① 軸が右に傾きすぎて、打点がずれる

ダフリは、クラブがボールより手前の地面に当たるミスです。福村プロは、手前に入ることに加え、上から入ったリーディングエッジ(フェース下部の縁)が地面に刺さる動きにも着目しています。

よく見られる原因の一つが、ボールの後ろに頭を残す「ビハインド・ザ・ボール」を意識しすぎること。軸が本人から見て右に傾きすぎると、打点のズレにつながります。

確認方法:正面映像に軸の線を引く

福村プロは正面のスロー映像を使い、次の順に確認します。

  1. アドレスで一時停止し、顔の中心と骨盤の中心を結ぶ線を引く。
  2. 軸がまっすぐからやや傾く範囲かを確認する。
  3. ダウンスイング・インパクトで、最初の線とのズレを見る。

線は動きを比較する基準です。体を固定し続けるためではなく、打点に影響する傾きを見つけるために使います。

練習方法:鏡でアドレスを整える

まずは、動作中より直しやすいアドレスから取り組みましょう。 鏡で正面から構えを確認すると、自分の感覚と実際の姿勢を照らし合わせられます。

映像を確認できるインドアゴルフやシュミレーションゴルフでは、一時停止した映像に線を引いて確認してもらう方法もおすすめです。

鏡を使ってアイアンのアドレスを確認するゴルファー

原因② タメを意識しすぎて、クラブヘッドが遅れる

福村プロがもう一つよく見るのは、切り返しでタメを意識しすぎ、クラブが上から入るとともに、リリースやローテーションが遅れるケースです。

ここでいうリリースやローテーションは、手首の角度をほどいたり、腕やクラブを回旋させたりする動きです。

確認方法:手元だけが先行していないかを見る

正面映像で、アドレスとインパクトのグリップ・クラブヘッドの位置を比較します。

手元がヘッドより目標方向にある「ハンドファースト」は、強く意識すればよいとは限りません。手元ばかりが先行し、ヘッドが遅れていないかを確認します。

改善の感覚:「右足の前でリリースする」

体の正面でリリースしようとしても、スイング中は体も回転しています。そのためグリップが左足より目標方向へ進み、ヘッドが間に合わなくなる人がいると、福村プロは考えています。

そうした人に伝えているのが、「右足の前でリリースやローテーションをする」という感覚です。

これは振り遅れる人に向けた感覚上の目安であり、実際に右足の前でボールを打つという意味ではありません。映像でヘッドの遅れを確認してから取り組みます。

練習方法:大きく、ゆっくり素振りを2回

実際のショットにつなげるため、振り幅は大きいまま、スイング全体のスピードを落とすことを福村プロは重視しています。

  1. 大きい振り幅で、全体をゆっくり動かす。
  2. 右足の前でリリースやローテーションをする感覚で、素振りを2回行う。
  3. ボールを打つときは、細かな動きを意識しすぎずに振る。

速く振ると動きをコントロールしにくいため、まず素振りで感覚を確認します。打つ瞬間まで手首や腕を操作しようとすると、スイングが崩れて当たりにくくなります。

アイアンを大きく振り上げたゴルファーと「大きく・ゆっくり 素振り2回」の見出し

コースでダフる人は、球を早く追わずテンポを保つ

コースでは、球の行方やハザード・OB、コースの狭さ、打ち上げ・打ち下ろしなどが気になります。

福村プロは、こうした状況で早くインパクトを迎えようと振り急ぎ、体が早く開いてしまう人が多いと感じています。その結果、ヘッドが間に合わず、振り遅れてダフるケースがあります。

大切なのは、球の行方を早く追わず、インパクトまではボールのあった辺りを見て、いつものテンポを保つこと。 頭を最後まで固定するという意味ではありません。

普段の素振り2回のルーティーンも使い、打つ直前に新しい動きをいくつも考え込まないようにしましょう。

コースでボールに視線を向けてアイアンを構えるゴルファー

まとめ|ダフるときこそ、上から当てにいかない

ダフると、ボールに直接当てようとして上から打ち込みたくなります。しかし福村プロは、それでは打点をピンポイントで合わせる必要が出てくると考えています。

目指すのは、軸を整え、リリースやローテーションの遅れを改善し、クラブがレベルに近い緩やかな軌道で入る、長いインパクトゾーンです。完全に水平に振るという意味ではなく、上から鋭く当てにいく意識を見直します。

まずは正面映像で自分の原因を確認し、必要な練習から取り組みましょう。

ダフリに関するよくある質問

Q. アプローチのダフリにも、同じ練習が使えますか?

アプローチは球の高さや打ち方によって異なるため、今回のショット用の練習を一律には当てはめず、別に確認することをおすすめします。

Q. 軸の傾きと振り遅れ、両方がある場合は?

原因が重なっていることもあります。今回の指導では、まず直しやすいアドレスを確認します。動作中の修正はプロと映像を見ながら整理すると、自分が取り組む点を絞りやすくなります。

自分のダフリの原因を、プロと確認してみませんか?

「自分ではどこを直せばよいか分からない」。そんな方は、一度プロと一緒にスイング映像を確認してみてください。

横浜市鶴見区・駒岡エリアにある加瀬のシミュレーションゴルフは、月額制のインドアゴルフ施設です。初心者から中上級者まで、一人ひとりのスイングや課題に合わせてプロが個別に指導しています。

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この記事を書いた人
福村祐人プロ

加瀬のシミュレーションゴルフ所属レッスンプロ。厚木北高校ゴルフ部、神奈川大学ゴルフ部でそれぞれ主将を歴任。幼少期からの豊富な競技経験に加え、ゴルフクラブのフィッティングや販売の経験も併せ持つ。現在も様々なスイング理論の研究を重ねており、アプローチやアイアンショットの精度向上をはじめ、一人ひとりに最適なスイングを提案する丁寧なサポートが人気です。

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