ショートパットが入らない人へ|プロ2人が試合で実践する緊張に強い2つの打ち方

監修:榎本翔汰プロ(加瀬のシミュレーションゴルフ)
「練習グリーンでは入るのに、本番になると入らない…」
「1mくらいの短いパットほど、緊張してしまう」
「入れなければと思うほど、打つ直前まで迷ってしまう」
そんな経験はありませんか?
今回は、榎本翔汰プロとKBプロが実際の試合で使っている、ショートパット専用の2つの打ち方を紹介します。
ポイントは、ストローク中に「何を見るか」を決めておくことです。
- 榎本プロ:パターヘッドを見て、ストロークに集中する。
- KBプロ:ボールの約2cm先を見て、狙ったラインへの打ち出しに集中する。
「ろくなな golf channel」の関連動画では、2人の実演も確認できます。本文で見る場所と目的の違いを整理し、記事末尾の動画紹介とあわせて、自分に合う方法を探してみてください。
※画像の人物はイメージです。実際の打ち方は記事末尾の動画でご確認ください。
練習では入るショートパットを、本番で外してしまうのはなぜ?
短いパットほど「これは入れたい」と感じるものです。打つ直前に、フェースの向き、ヘッドの動き、外したあとのスコアまで考え始めると、何に集中するかが曖昧になってしまいます。
今回の2つの方法は、そうした場面で自分が見る場所と、やることを明確にするための選択肢です。緊張をなくすことよりも、緊張していても取り組むことを決めておく、という考え方です。
もちろん、ショートパットのミスがすべて気持ちの問題とは限りません。狙い、構え、打ち出し方向や距離感も関係します。今回は、狙う方向と構えを決めたあと、ストローク中にどこを見るかに焦点を当てます。

榎本プロが試合で使う「パターヘッドを見る打ち方」
榎本プロの方法は、ボールではなくパターヘッドを見ながらストロークする、ストローク重視型の打ち方です。
手順|頭の位置を保ち、顔の向きでヘッドを追う
- 狙う方向を決め、ターゲットに対してまっすぐ構える。
- ボールではなく、パターヘッドに視線を向ける。
- ヘッドの動きを見ながらストロークする。
- 頭の位置は固定したまま、ヘッドの動きに合わせて顔の向きを動かす。
大切なのは、「頭の位置」と「顔の向き」を分けて考えることです。頭ごとヘッドについていくのでも、顔を正面に固定し続けるのでもありません。頭の位置を保ちながら、顔の向きを変えて動きを見ます。
文章だけではつかみにくい部分なので、榎本プロの実演で、頭の位置と顔の向きの違いを確認してみてください。
ストロークに集中する対象がはっきりする
ヘッドを見ながら打つと、自分がどのようにストロークしているかを確認しやすくなります。本番でも、見る対象がヘッドの動きに定まることが特徴です。
「ボールを見ていないと打てない」と感じる方には意外かもしれません。まずは練習グリーンで、ヘッドを見ることで自分が動きをつかみやすいか、迷わず打てるかを確かめてみましょう。

KBプロが試合で使う「ボールの約2cm先を見る打ち方」
KBプロが動画で説明・実演しているのは、ボールの約2cm先にある、通したいライン上の位置を見続ける方法です。
榎本プロがヘッドの動きを見るのに対し、こちらは打ち出し方向と、その結果の確認を重視する打ち方です。
手順|ボールもヘッドも見ず、決めた位置を見続ける
- 狙う方向を決め、ターゲットに対して構える。
- ボールの約2cm先、打ち出したいライン上に見る位置を決める。
- その位置を直視する。
- ボールもパターヘッドの動きも見ず、決めた位置を見たままストロークする。
- 打ち出したボールが、狙ったラインを通ったか確認する。
ここでいう「先」は、ボールを打ち出したい方向のことです。曲がるラインなら、カップそのものの方向と同じとは限りません。自分が通したいライン上の、ボールのすぐ先に視線を置きます。
ストローク中にヘッドを追いかけず、見る位置を変えない点が、榎本プロの方法との大きな違いです。
緊張していても、決めたラインに集中しやすい
KBプロが感じている利点は、ボールやストロークを過度に意識しにくく、打つ直前の迷いを減らしやすいことです。
あらかじめ通したいラインを決め、そこへ打ち出すことに集中するため、思い切ってストロークしやすいとしています。「必ず緊張しなくなる方法」ではなく、緊張する場面でも、自分のやることを絞るための方法として試してみてください。
打ち出しを確認し、次のパットの修正材料にする
この方法では、入ったか外れたかだけでなく、ボールが狙ったラインを通ったかを確認できます。
例えば、狙ったラインより右へ打ち出した場合は、次のパットでフェースを少し閉じて構えるなど、修正を考える材料になります。
ただし、右へ打ち出した原因が、必ずフェースの向きとは限りません。 また、カップの右に外れたことと、最初から狙いより右へ打ち出したことも別です。外れた方向だけで一律に修正せず、まず打ち出しが狙いとどう違ったかを確認しましょう。

2人の方法は何が違う?自分に合った打ち方の選び方
| 比較項目 | 榎本プロ | KBプロ |
|---|---|---|
| 見る場所 | パターヘッド | ボールの約2cm先 |
| 主な目的 | ストロークを確認する | 打ち出し方向を確認する |
| 特徴 | ストローク重視型 | 打ち出し方向重視型 |
| 本番での意識 | ヘッドの動きに集中 | 決めたラインに集中 |

どちらも、ターゲットに対して構えを決めたあとに行う方法です。見る場所を変えるだけで、狙いや構えの確認まで不要になるわけではありません。
ストロークの動きを目で確かめたい方は榎本プロの方法を、動きを気にしすぎず打ち出す場所に集中したい方はKBプロの方法を、試すきっかけにしてみてください。
最終的には、自分が打ってみて判断します。2つを無理に混ぜず、どちらなら迷いが少なく、自分の意図どおりにストロークしやすいかを比べましょう。
練習グリーンで試してから、本番で使おう
試合で使っている方法でも、自分が本番で初めて試すと、慣れない視線が気になってしまうことがあります。ラウンド前に、次の流れで慣れておきましょう。
- 練習グリーンで、榎本プロの方法を試す。
- KBプロの方法も、それとは分けて試す。
- 自分が打ちやすい方法を選ぶ。
- 選んだ方法を繰り返し練習する。
- 実際のラウンドでも、同じ手順を使う。
一度入ったかどうかだけでなく、見る場所を保てたか、打つ直前に迷いにくかったかも振り返ると、自分に合う方法を考えやすくなります。
まとめ|ショートパットは「何を見るか」を決めておく
榎本プロは、頭の位置を保ちながら顔の向きを動かし、パターヘッドを見てストロークします。KBプロは、ボールの約2cm先を見続け、狙ったラインに打ち出せたかを確認します。
どちらも、試合での集中先を明確にするショートパット専用の方法です。まず練習で別々に試し、自分が迷わず打てる手順を見つけておきましょう。
ショートパットに関するよくある質問
Q. パターを打つときは、ボールを見ない方がいいですか?
全員がボールから目を離すべき、ということではありません。今回は、本番で緊張や迷いが出る方に向けた2つの選択肢です。今の打ち方と比べ、自分が集中しやすいかを練習で確かめてください。
Q. 今回の2つの方法は、ロングパットにも使えますか?
今回紹介しているのは、2人が試合で採用しているショートパット専用の方法です。ロングパットにも同じように当てはめることを勧める内容ではありません。距離感の作り方は、下の関連記事で別に紹介しています。
本番でのパットの悩みを、プロと整理してみませんか?
「短いパットになると迷ってしまう」「自分に合う方法を判断しにくい」。そんなときは、普段の打ち方と本番で困る場面をプロに伝え、実際のストロークを確認してもらいましょう。
横浜市鶴見区駒岡の加瀬のシミュレーションゴルフは、月額制の大型インドアゴルフ施設です。一人ひとりの課題に合わせた個別指導を行っています。4名のプロが在籍し、曜日ごとに担当が異なり、会員はどのプロのレッスンも受講できます。
シミュレーターを利用した練習に加え、店内にはパター専用スペースもあります。「シュミレーションゴルフでは、パターの相談もできる?」と気になっている方も、体験時にご自身の悩みをお聞かせください。
トレッサ横浜近く、業務スーパー駒岡店と同じ敷地内にあり、大型無料駐車場とゴルフクラブ無料レンタルをご利用いただけます。
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動画で榎本プロ・KBプロの実演を確認
「ろくなな golf channel」の関連動画では、榎本翔汰プロとKBプロが、それぞれ試合で使う打ち方を紹介しています。KBプロはカメラマンも担当しています。
榎本プロの頭の位置と顔の向き、KBプロが見続ける位置など、文章ではつかみにくい部分を実演で確認してみてください。

